信州そば処三五十屋 田村社長インタビュー

蓼科の人・会社・活動の紹介三五十屋, 蕎麦屋

 蓼科で「三五十屋(みごとや)」と「そば田村」の2件のお蕎麦屋さんを経営する、田村一司社長のお話を伺ってきました。田村氏は蓼科生まれの蓼科育ち。現役世代では蓼科に最も詳しい方のおひとりと言えるでしょう。 それは公的な肩書をご覧いただければ納得していただけるはず。 田村氏は現在以下の役職等につかれています。

  • 茅野商工会議所観光委員長
  • 茅野市DMO(観光まちづくり)副理事長
  • 全日本スキー連盟教育部専門委員
  • 長野県スキー連盟理事
  • 茅野市北山地区コミュニティ運営協議会会長
  • 警察官北山駐在所友の会事務局長
  • 諏訪遭難対策協議会蓼科班長

 さらに過去には、蓼科区長・会計、茅野消防団副団長、北山消防団分団長、御柱祭りの北山役員も歴任。 しかも田村さんは無類の話好き。前回の御柱の年の小宮祭では、マイクを持って大勢の観光客を前に名MC! ご記憶の方も多いと思います。^^

営業時間終了後、三五十屋店内にて 大変気さくなお人柄です。

 以下、インタビュー内容です。敬称は略します。

担当;最近は御商売の方は如何ですか?

田村;いやあ、7月はひどかったね! 雨にたたられちゃってさ。なんと売り上げ前年比45%減! 長野県全体の話を聞いても、山の高いところは、軒並みアウトだったね。ひどいところは前年比70%減なんてところもあったと聞いているよ。とにかく7月の数字としては過去10年で最悪だったね。

担当;うわ、それは災害級ですね! 自然が売り物の蓼科ですから雨はきついですね~。こればっかりはどうしようもないですね。

田村;蓼科で商売をしていて難しいのは繁閑の差が極端なことだよね。たとえば忙しい時だけパートだ・アルバイトだって雇っても、それだと雇われる方にしても不安定でね。忙しくないときでも、ある程度、雇ってあげたいしね。シーズンオフは閉めざるを得ないけれどね。

担当;お金の話をするとお店を閉めてしまって、大丈夫なものなのですか?

田村;逆なんだよ。閉めるから経費が掛からずにやっていける。だから黒字に出来る。お客様にも喜んでもらえる。その辺りの判断が大事なんだ。

担当;なるほど。それも商売を長く続けるノウハウとなるのですね。ところで社長はここで長く活躍されていますが、これから蓼科に移住して商売をしたいといった方から相談を受けることとかは、やはり多いのですか? 

田村;そうだね。相談といえば実際、頼まれて何件か経営コンサルタントのようなこともしているよ。

担当;経営コンサルタントですか!? すごいですね。 ・・・とすると、たとえば脱サラしてこれから蓼科に移住してレストランなりお店なりをやってみたいといった方がいらしたとして、社長に相談することって可能ですか?

田村;もちろんだよ。成功して欲しいしね。やはり1年持たない人が多いんだよ。相談してもらえれば厳しいことも含めてしっかりとアドバイスをさせてもらうよ。夢を見るのは結構だけれど、それだけで生活が出来るかといえばそうじゃない。レストランでいえば、従業員の動き方、メニュー、仕入れ、回転率、いくらでもお話できるからね。

担当;コンサルタントとして話をされるとすると、お金のことが気になるかと思いますが?

田村:ああ、そんなのは後の話だよ。まずは気楽に相談してよ。お金の話が必要になるようなら、それは僕からきちんと話すからだいじょうぶだよ。

担当;ああ、それはありがたいですね! 社長なら地元でどこにでも顔が効くし何でもお詳しいですしね~。なんせ警察友の会までされてるし。・・・あのお、何かあったらもみ消しってお願いできます?

田村;いやいや、そんなことをしようとすると、最近はかえって意地悪されるね。(笑)

担当;ああ、それは残念!(笑) ところで三五十屋さんはいつごろ創業されたのでしょう? 社長は蓼科育ちですよね。

田村;生まれも育ちも蓼科だよ。おやじが6人兄弟の真ん中でね。財産があったというわけじゃないんだ。最初は僕も炭焼きを手伝ったりね。

担当;な、なんと炭焼きですか!?

田村;鹿山の辺りに炭焼き小屋があったんだよ。今じゃ考えられないよね。(笑) その後、昭和35年だったかな。別荘に新聞や牛乳配達をして、コロッケを販売して。それが三五十屋の前身なんだ。その後一般食堂で、カレーやラーメン、肉丼、卵丼とかやってたね。蕎麦屋にしたのは30年ぐらい前。

担当;ではこの30年間は蕎麦屋一本で。

田村;いやあ、そうなんだけれど、お客さんに例えば、別荘の灯を消し忘れたから、消しておいて、と頼まれて結局、鍵を預かるとかさ。木を切ってと頼まれるとか。この場所で営業していると、いろんなことがあるんだ。(笑) 昔は学生のスキー部の子を居候させて、冬場はスキーを練習。夏の間はバイトしてもらってとかもあったね。宿泊をしていた時期もあったからね。

担当;社長はスキーは? 理事とかされていますが?

田村;うん、小学校のころからね。茅野市はスケートの方が盛んだっただけど、たまたま僕のおじさんがスキーがうまくてね。教えてもらって。それで車山とか滑りに行っていた。

担当;八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス)ではなくて。

田村;僕がスキーを始めたころはまだ無かったからね。

担当;な、なんと。ピラタスが出来たのはその後ですか!? まさに蓼科の歴史ですね~。ところで、田村さんのご家族のこともお差支え無ければ。 社長は今、おいくつなんですか? 奥様は民生委員をされてますよね。

田村; 僕は昭和32年生まれ、62歳だよ。 家内と娘が3人。そう、家内は今、蓼科の民生委員をしているね。娘の上2人はもう結婚してね。一人は東京、一人は日野市。孫は小学校5年生の男の子と2年生の女の子。まあ、遊びに来たら大変だよ。(笑) 末の娘はイギリスでもうすぐ向こうの大学院MBAを卒業。ずっと海外でJICAに勤めてたんだけどね。それから僕の両親。95歳の父親と88歳の母親。

担当;え、ご両親、95歳と88歳ですか!? 失礼ですがご健在?

田村;親父は、畑仕事。おふくろは店で天婦羅をあげているよ。(笑)

担当;いやあ、さすが蓼科の方はお元気ですね~!! 今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。<(_ _)>

田村;いえいえ。こちらこそ。^^

信州そば処  三五十屋 田村

●こちらが公式WEB ⇒信州そば処  三五屋本店と田村  二店とも蓼科区のビーナスライン沿いです。

●営業時間 11時~15時 (不定休) 

●夏場の野菜は自分の畑で採れた完全無農薬のものが中心。また朝取りの山菜も。

そば田村 営業時間後 右手に気持ちの良いでテラス席があります。
三五十屋本店
三五十屋店先の鹿の置物です。^^