ゆっくり走る訳

2019年7月11日交通自動車, 運転, 鹿

時々、ビーナスラインなど蓼科近辺の幹線道路をすごいスピードで走っている車を見ることがあります。「飛ばしてるなあ!」とナンバープレートを見ると、まず県外の車です。

・・・いえ、お気持ちはよく分かるのです。蓼科は交通量も少なく歩行者も滅多にいない。ネズミ捕りの可能性も高くはない。つまり、道がまっすぐな場所であれば、いくらでも飛ばせるという気持ちに自然になってしまいます。

一方で地元の車がそんな風に飛ばしているのは、見たことがありません。
・・・いえ、蓼科区民がとりわけ真面目だと言うのではありません。そうではなく飛ばすことが出来なくなるのです。

うわあ!と事故を覚悟をした経験、蓼科近辺で日常的に運転している人なら、一度や二度ではないはずです。なぜか。・・・鹿が飛び出して来るのです!

今、販売されている乗用車のほとんどは、人身事故対策でボンネットが簡単に潰れるように出来ています。もし鹿に正面衝突したらボンネットはひしゃげます。鹿さんも可哀想ですが車もオシャカです。車が鹿にぶつかり大破して買い換え、といった話は地元では珍しくありません。

当たり前ですが、鹿は交通法規を知りません。突然、飛び出します。さらに彼らの毛皮は保護色。鹿たちの姿は背景の森に溶け込んで、とても見えにくいのです。目の前に来るまで、見えないことが多いのです。

鹿にぶつかりそうな経験を2~3度でもすれば(あるいは実際にぶつけたら)、もう怖くて怖くて、飛ばすことがそもそも出来なくなるのです。

蓼科近辺で運転するときは、歩行者も対向車もいなくても、道路両脇の森をしっかりと見てください。多くの場合、鹿は複数で行動します。一匹いれば、他の鹿が近くにいる可能性が高いのです。一匹の鹿をよけても、次の鹿にぶつかることが有り得ます。

むろん鹿以外にも、タヌキやキツネなど小動物が飛び出して来ることもあります。小動物を轢いても車が壊れることはまずありませんが、あまり気持ちの良いものではありません。

そんなわけで、地元民はまず飛ばしません。飛ばせません。

落石注意

幹線道路では少ないですが、山道では本当に落石があります。僕が見た一番大きな落石は、別荘地内をドライブしていたとき、直径1メートルぐらいの巨大な岩が道の真ん中をふさいでいるというものでした(落ちた瞬間を見たわけではありません)。

直径10cmぐらいの石でしたら、たまに道に転がっています。こんな小さい石でも、車ではじけば、事故につながることもあるでしょう。地元民の多くは、そういう石を見つけたときは、いったん車を止めて、石を道の脇に出すようにしています。

鹿はいなくても突然、石があるかも。そう思うと、やはり飛ばせませんね。^^;

対向車注意

雪が無くても、山道の下り坂ではブレーキの制動距離が長くなります。カーブでは見通しが効きません。誰もいない山道を下っていて、カーブを曲がった正面に 突然、 対向車が現れ、ゾットしたことがあります。いくら車が少なくても、見通しが効かない道の真ん中を走ることは、とても危険です。もし道の脇が崖であれば横に逃げることもできません。
上り坂ではさほど怖いと感じたことはありませんが、下り坂では特に気を付けて運転して頂ければと存じます。<(_ _)>

通年運転するのでしたら四駆がお勧め。車体が軽い方が下り坂の制動距離が短くて済むそうです。