国定公園内の建築基準

2019年7月11日不動産に関する注意点不動産, 国定公園, , 建築, 建築基準

蓼科区の大半の地域は八ヶ岳中信国定公園に含まれます(大雑把に言えば、蓼科湖を境に茅野市内から遠ざかる部分は全て)。こうした国定公園内での新規物件建築については、国定公園としての独自の基準に沿う必要があります。そこには容積率、建蔽率、道路からの後退距離(主要道路からは20メートル以上、隣地境界線からは5メートル等)、建物の高さ・階数の制限(10メートル以下、2階建て以下など)、最低敷地面積(1,000㎡以上)、建物の色彩(周辺の景観への調和)といったことが含まれます。

建築基準の詳細については、茅野市役所の環境保全課にご照会頂ければと思います。(別荘地内であれば、管理事務所にご照会下さい。)

気を付けて頂きたいのは、自分で建物を新築し新たに温泉を引きたい場合です。蓼科の温泉水の中には微量のヒ素が含まれているものがあり(日本の多くの温泉地で検出されるそうです。 微量のヒ素は人体にとって必須元素であり、入浴上の問題はありません。⇒参照  温泉水におけるヒ素について  。ただし飲用には適さないとのことです)、環境保全のため温泉の排水時にヒ素を取り除くことが求められるのです(「温泉の給湯を受ける場合は、排水処理方法について、事前に茅野市環境課と協議すること」と定められている)。

しかしながら、ヒ素除去システムはかなり高額なものとのことで、結果的に温泉が引けないということも有り得ます。新築物件で温泉の給湯を受けたいといった場合には事前に十分にご確認頂ければと思います。なおすでに温泉がある中古物件の購入に関しては、新たな許可は不要です。